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イギリス・アイルランド旅行記Ⅹ

Category : イギリス・アイルランド旅行記
《旅の終わり》

 5月5日、今日はいよいよ帰国の日だ。2夜を過ごしたロンドン、セントパンクラスのユースホステルを出て、地下鉄の駅へと向かう。ピカデリーラインのホームでベンチに腰掛けて、僕はこの旅を回想してみた。ロンドンから始まって、リバプール、ダブリン、バーミンガム、パリ、そしてまたロンドンと、3カ国5つのの都市をまわり、思うままに歩いてきた。足を棒にして写真散歩をしながら、それぞれの街の印象を自分なりに深く味わうことができたんだと思う。多少の名残惜しさを感じながらも、母国に向かう安心感に包まれて、僕は地下鉄に乗り込んだ。



ロンドンの地下鉄内

 ヒースロー空港に向かう地下鉄内、少し面白い写真が撮れた。




ヒースロー空港内


 飛行機は長い長い時間をかけて香港に到着、ここで成田行きの便に乗り換える。


香港国際空港内


 羽田からの飛行機は、離陸して間もなく、下を見ると思いがけず近くに富士山が見えた。素晴らしい、富士山ってこんなに綺麗だったのか・・。帰国の安心感がなおさら富士山を奇麗に見せてくれるようだった。




 飛行機はやがて出雲空港に到着。ついに僕の2度目の欧州一人旅は終わった。思えば、ロンドンの地下鉄駅構内のハプニングで左ひざを痛めた以外は、何のトラブルもない順調な旅だった。軽く襲われかけたり、カメラを盗られかけたりもした去年のイタリア旅行とはえらい違いだ。そんな教訓から革ジャンにサングラスという強めの身なりを選んだことが功を奏したということだろうか。(いや、たぶん関係ないかも)
 どうして自分はこんな一人旅を好き好むのだろうと、少し真剣に考えてみると、色々な答えが頭に浮かんでくる。国際感覚を身につけるため、逞しくなるため、経験をつむため、見聞を広めるため、などなど。だけど、結局一番の理由は、やはり行ったことのない場所に行って、見たことのないものを見て、触れたことのないものに触れてみたいという純粋な好奇心を満たすためなんだと思う。それにしてもわざわざ一人で、大金をはたいて、言葉も満足に通じない国に行き、異国での不自由な行程に身を投じるという一見無意味にさえ思える行為は、他人から見ると変人の所業ということになるに違いない。だけどそうして経験してきたことが実は自分の成長につながり、旅先で見たもの、聞いたもの、出会った人々、遭遇した出来事は、忘れようとしても忘れることなどできず、一生この心に残る貴重な財産なんだと思う。だから旅は素晴らしいのだと思う。そんなことを考えているうちに、疲労をためた体は深い眠りに落ちていった。
 そして翌日には、日常という過酷な現実が僕を待っていた・・・。


  《終わり》


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テーマ : ヨーロッパ旅行記
ジャンル : 旅行

イギリス・アイルランド旅行記Ⅸ

Category : イギリス・アイルランド旅行記
《パリの写真散歩》

 ロンドンからパリへの日帰り旅行、限られた時間内に主な名所を見ようと、僕は少し焦っていた。ところが、ノートルダム大聖堂を見学したときぐらいから、急激に左ひざの痛みがひどくなった。やはり昨日ロンドンでのハプニングが尾を引いているらしい。まったくこんな肝心なときに、足を負傷してしまうなんて・・。返す返すもあのロンドン地下鉄の酔った男が憎らしい。それでも歩けないほどでもないため、足に負担をかけず、歩けるペースで歩いて周れる範囲を周ろうと考え方を変えた。
 セーヌ川を渡り、ゆっくりと川沿いの景色を眺めながら歩いていると、目前に大きな建物が。ルーブル美術館だ。本当は入館してモナリザなど鑑賞したいところだが、この足では快適な館内めぐりができそうにない。仕方なく建物の外観だけを楽しんでみよう。


ルーブル美術館


ルーブル美術館の外観をひと通り楽しんだ後、地下鉄で凱旋門に向かうことに。


セーヌ川の上




パリの地下鉄のホーム


地下鉄の駅から地上に上ると、目前にあの凱旋門が。うーん、実物は予想よりも大きいという印象。門の外壁には複雑な彫刻が施され、長く見ていても飽きない。


凱旋門



凱旋門



凱旋門


 せっかくなので、凱旋門の屋上に上ってみた。凱旋門内部には螺旋階段が設けられており、屋上の下には空洞となっている大きな部屋があった。凱旋門からパリの街を一望、こうして見ると、この門から放射状に伸びる道とそれに沿って広がる街並みがよくわかる。


凱旋門の上から



凱旋門の上 エッフェル塔が見える



凱旋門内部の階段



地下鉄の内部



パリの街角



パリの街角



パリ・ノルド駅


 本当はルーブル美術館やオルセー美術館など、内部を見学したかったところだが、日帰り旅行ではそうも行かない。とにかく限られた時間内で自分なりにパリの雰囲気を感じ取った。
 夜8時ごろのユーロスターで、またロンドンへと向かう。明日はもう帰国の日、旅はついに終わりを迎えようとしていた。


 次回へ続く・・・。



テーマ : ヨーロッパ旅行記
ジャンル : 旅行

イギリス・アイルランド旅行記Ⅷ

Category : イギリス・アイルランド旅行記
《再びロンドンに》

 5月3日、バーミンガムから列車でロンドンに到着。4日ぶりのロンドン、まだ2日間滞在しただけなのに、リバプール、ダブリン、バーミンガムと色々な都市を周ってきた後だからなのか、なんとなくホームタウンに帰ってきたような感覚もあって不思議だ。


この建物は何かというと



日本大使館でした

 ロンドンの日本大使館は、あのバッキンガム宮殿のすぐ近くにある。一人旅の身なので、日本大使館を見るとなにか心強く感じてしまう。


大使館前にあるグリーンパーク ハイドパークの隣にある


《ハプニング!!》

 この日、家族や職場などへのお土産を購入して、地下鉄ピカデリーサーカス(だったかな)駅構内の階段を下りているとき、アクシデントに遭遇してしまった。階段を降りる少し前から、荒くれた酔っ払いの男たち数人が騒ぎながら後ろを歩いているのには気づいていた。かなり柄の悪い連中なので、僕はなるべく早足でさっさと遠ざかろうと、一気に階段を下りていた。そこに、何やら後ろから物音がして、反射的に振り返ろうとしたとき、僕は左足にゴツン!という大きな衝撃を感じた。見ると後ろにいた男たちの一人が僕の足元に横たわっている。どうやら酔いのせいで足を踏み外し、階段をかなりのスピードで転げ落ちてきたらしい。僕の左ひざはその男の体の直撃を食らい、その体重をまともに受けとめてしまったようだ。男は呻きながらうずくまっており、仲間たちが助け起こそうとし始めた。足はしびれるように少し痛んでいたが、この連中とはそれ以上かかわりを持たないほうが無難なようだった。幸い、普通に歩くことはできそうなので、僕はそのままその場を立ち去って地下鉄に乗り込んだ。
 その後、セントパンクラスのユースホステルまでの途上、平地は普通に歩けるが、階段を上り下りすると、左ひざが痛むことがわかった。やはり膝を痛めているのは間違いない。でも、トラブルのない海外旅行などないと覚悟して旅に出た身、これぐらいのことは仕方ないと自分を納得させたのだった。負傷は負傷でも歩ける程度でまだ良かった。それにしても迷惑な酔っ払い連中だったものだ。


ロンドン地下鉄駅





《パリへの一日旅行》

 5月4日、この日はロンドンからユーロスター(ヨーロッパの国際特急列車)でパリへの日帰り旅行に出掛ける。この旅を計画した当初はパリに行く予定はなかったのだけど、ロンドン・パリ間のユーロスターでの所要時間はわずか2時間半だということを知り、急遽旅に出る前にパリ行きのチケットを予約したのだった。日本からでも手軽にユーロスターのウェブサイト(日本語表記はないけど)にアクセスしてチケットを予約し、そのチケットを現地の駅の券売機で受け取ることができる。
 国際列車なので当然ながらセキュリティチェックを受けて出国手続きをする必要があり、また違う国に行くんだという気分が高まる。行き先はフランスの首都パリ、旅の最後を飾るのに不足ない街だ。


いよいよユーロスターに乗り込む



フランス北部の田園風景


 ユーロスターはドーバー海峡の海底トンネルを走り抜け、やがてフランスに上陸した。イギリスからフランスへ、かつては100年も戦争をしていた国どうしだけど、今はこうして簡単に行き来することができる。平和な文明社会ほど貴重なものはない、なんて思いに耽りながら風景を眺める。


パリ・ノルド駅


 そして列車はついにパリに到着。僕は初めてフランスの土を踏んだ。急遽パリ行きを決めたため、何の準備もしておらず、ガイドブックさえ持っていない有様。使いにくい券売機と格闘の末、ようやく地下鉄の一日券を購入、まずはパリの中心、世界遺産ノートルダム大聖堂へと向かう。


パリの日常



セーヌ川



セーヌ川


 そしてセーヌ川近くの地下鉄の駅(名を忘れた)を降り、しばらく川の近くを歩くと、目の前に大きな教会が現れた。他でもなくそれがノートルダム大聖堂だった。


ノートルダム大聖堂



セーヌ川沿いの書店


 セーヌ川沿いにはどういうわけか、こうしてたくさんの古本屋が軒を連ねている。それにしてもパリは暑い!ロンドンでは革ジャンを着ていてちょうど良かったが、パリでは汗をかいてしまうため、重い革ジャンを手に持って歩く羽目に。
 それでもパリを歩いているという興奮が、連日の街歩きによる足の疲れを和らげてくれていた。これがパリか、やはり様々な人種の住人や旅行者ですごい賑わいだ。街のもつ雰囲気というのは、やはりそこへ行ってみないとわからないもの。僕はパリにいる。だけど、もう5時間後にはまたロンドン行きの列車に乗らなければならない。とにかく与えられた時間内で、この街のイメージを心の中核で感じようと、感性を研ぎ澄ましながらセーヌ川のほとりをルーブル美術館のほうへ歩いた。


次回へつづく・・。




テーマ : ヨーロッパ旅行記
ジャンル : 旅行

イギリス・アイルランド旅行記Ⅶ

Category : イギリス・アイルランド旅行記
《さらばダブリン》

 翌5月3日の朝、今日はダブリンを発ってバーミンガムへと向かう日だ。ホステルの朝食はまさに最悪。かたくてゴワゴワしたトーストにこれまた硬くて塗りにくいジャム、それに微妙な味のオレンジジュース、それ以外の選択肢がないというひどいもの。まあ物価の高いこの国で低料金の宿泊ができるのだから、あまり文句も言えないけど・・。
 2日前にこのホステルで知り合い、ともにダブリン見学をしたデイビッドに別れの挨拶をした。彼は僕の不完全な英語に快くつきあい、また大学で学んだヨーロッパ史(特にイギリス史)のことなど、いろいろなことを教えてくれた。それに、なんと僕のために旅行社の窓口に入り、日本までのもっと安い航空券がないかを探ってくれたりもしたのだ。
 「親切にしてくれてありがとう。君はとても丁寧で、知的だし、それにほんとに快活ですね。だから君は社会に出ると必ず成功すると思う。いい仕事に就いて、いい人生を歩んでください。さようなら。またいつか会いましょう。」
そんな別れの言葉をかけているうちに不覚にも少し涙がにじんだ。彼と握手を交わし、僕はホステルをあとにした。

 ホステル近くのターミナルからリムジンバスでダブリン国際空港へ。今日の目的地はバーミンガム、最後にダブリンの空気を胸一杯に吸い込んで、僕はライアンエア社の飛行機に乗り込んだ。さらばダブリン、正午すぎに飛行機は飛び立ち、快い余韻を残してアイルランドの大地は海の彼方へと遠ざかっていった。


ダブリン国際空港



ダブリン国際空港


《バーミンガム》

 飛行機は一時間ほどでバーミンガム空港に到着した。バーミンガムはイギリス第2の街、新旧の建物が混在するイギリスらしい場所だ。空港から電車で街の中心、ニューストリート駅へ。やはり産業国家イギリスの大都市だけあって、かなり近代的な雰囲気の濃い街だ。プライバシーのないホステルのドミトリー暮らしに疲れることを想定して、この日は事前にシングルの部屋を取っていた。バーミンガムの中心、ニューストリート駅のすぐ近くにあるビジネスホテル、高いホテルではないけど、やはり一人になれる部屋は快適。
 バーミンガムには一夜しか泊まらなかったが、僕の人生でたった一日なのかもしれないこの街での滞在が貴重なものに思えて、不思議と印象に残る時間だった。


バーミンガム近郊



バーミンガム・ニューストリート駅前



バーミンガム・ニューストリート駅前



バーミンガムの街角



バーミンガムの街角



バーミンガムの街角



バーミンガムの街角



バーミンガムからロンドンへ


 5月3日、バーミンガムでの一泊を終えて、再び電車でロンドンに向かう。レディングで乗り換え、ロンドン行きの列車に。ひとつ前の席には偶然日本人の家族連れがいた。話の内容からすると、イギリスに留学している娘を両親が日本から訪ねてきたというところかな。久しぶりに聞く日本語になにか心地よさを感じながら、車窓からの景色を楽しんだ。家族連れはオックスフォードで降りていった。
 今日はまたロンドンのユースホステル泊まり、そして明日はいよいよパリへの日帰り旅行だ。旅は終わりに近づいていた。



次回へ続く・・・。



テーマ : ヨーロッパ旅行記
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イギリス・アイルランド旅行記Ⅵ

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《ダブリンの夜》

 首都郊外の街サリンズまでの小旅行を終え、ダブリンに戻るともう夕暮れ時となっていた。この街でもう少し写真散歩を続けることに。ダブリンは大きな街だけど、中心となる繁華街は頑張れば徒歩で回れるぐらいの広さ。カトリックの街といえば、少し落ち着いた雰囲気を想像してしまうが、この街は各国からの旅行者でとても賑わっている。僕にとって最初で最後の訪問になるかもしれないこの街の情景をきちんとカメラに収めておきたくて、疲れた足で夜の写真散歩を敢行した。それにしても、とても綺麗な街だなあ、と感嘆しながら。


カスタムハウス(税関)



オコンネルストリート



フリートストリートあたり



夕刻のリフィ川



アイルランド銀行あたり



トリニティカレッジ近く



トリニティカレッジの正面



アイルランド銀行西側



デイムストリートあたり



デイムストリートあたり


 いつしか周囲は暗くなり、ダブリンの一日が終わろうとしている。夜陰の訪れとともに少しひんやりとしてきた街を歩きながら、その風景を自分の目にしっかりと焼き付けた。もうここに来ることはないのかも知れないけれど、今見ているこの街の風景を、僕はおそらく一生忘れることなく、時が経つほど懐かしく思い出すのだろう。単身で日本を飛び出してもう5日間、この旅も後半に入ろうとしていた。明日はダブリンを発ち、またイギリス本土バーミンガムへのフライトだ。


 次回へつづく・・。



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