スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ニュージーランド旅行記(番外編/シンガポール)

Category : ニュージーランド旅行記
〈シンガポールの写真散歩〉

 1月2日、ニュージーランドでの全行程を終えて、僕は帰国の途についた。とはいえ、シンガポール航空でのフライトのため、当然ながらシンガポールでの乗り継ぎとなる。深夜、オークランド空港を飛び立った飛行機は、翌朝7時ごろシンガポールのチャンギ空港に到着した。乗り継ぎ便のフライト時間はその日の夜11時ごろだったので、なんと16時間もの間隔がある。そこで、僕はチャンギ空港を出て、シンガポールの街を歩いてみることにした。早速入国手続きを済ませ、電車の一日周遊券を買って、カメラバッグを片手に僕はシンガポール市街地行きの列車に乗り込んだ。



 City Hall駅で下車し、いよいよ初めてのシンガポール写真散歩のスタートだ。



 まるで、東京か大阪にでも来たのかと思うほどの、近代的な高層ビル群が現れた。それにしても暑い。まだ朝8時ごろだというのに半袖シャツでもしばらく歩いていると汗がにじんでくる。




 シンガポール、これほどの大都市とは思わなかった。街としての機能が充実していて、洗練された雰囲気すら漂う。




 シンガポールといえばこのマーライオンが有名。ライオンと人魚を組み合わせたという姿がなんとも滑稽で親しみを覚えてしまった。




 横顔もわりと素敵だ。




 シンガポールは、かつてイギリスの植民地だったこともあり、英語が公用されているが、ほかにも多様な言語が飛び交っている。人種も様々だけど、やはり東洋系アジア人が多く、日本人としてはやはり親近感がある。



 猛暑のなか国立博物館に足を運んでみた。なんと入館料は無料で、館内は冷房ががんがん効いていて暑がりの僕にとってはこの上なく快適だった。
 ここではシンガポールの歴史に関する展示が充実していた。僕は恥ずかしながら、この展示を見るまで、かつて日本軍がシンガポールで行ったことを知らなかった。日本軍は1942年、イギリスの植民地であったシンガポールを攻略し、短期間での制圧に成功した。その後はこの地を「昭南島」と名づけ、1945年の敗戦まで日本式の植民地支配を布いた。「抗日」の考えを持つと思われる住民を捕らえては拷問や虐殺という蛮行を行ったのだという。写真、映像、音声、物体など、多様で豊富な展示物により当時の様子が克明に語られ、一人の日本人として僕は悲しい気持ちにさせられたのだった。



 地図上にチャイナタウンを見つけたので、早速行ってみた。











 チャイナタウンの賑わいは正直想像をはるかに超えていた。神戸や長崎の中華街を何倍にも膨らませたような規模と賑わいに驚いたのだった。さすが中国系住民が多いシンガポールだ。



 たった一日のシンガポール散歩だったが、街や住民の表情を間近に感じることができたのは素晴らしい体験だった。多様な言語を話す多様な種類の人々が、このシンガポールでの日常を過ごしている。日本人である僕とはまったく関係のないはずのここで暮らす人々の人生の一部を少しだけ垣間見たような不思議な満足感に浸りながら、僕はチャンギ空港に帰る列車に乗り込んだ。

 シンガポールを1月3日の深夜に飛び立った飛行機は、翌4日の朝8時ごろに名古屋空港に到着した。ニュージーランド、シンガポールと、2カ国にわたる小旅行が終わった。旅はいつも、日常に埋もれてなにか大事なものを失いかけていた心に鮮烈な彩りと感情の高ぶりをもたらしてくれる。
 今回の旅では、過去2回のヨーロッパ旅行とはまったく種類の違う深い印象がこの心に刻まれた。どんなに時が経っても、失うことのない記憶だと思えた。

〈おわり〉


スポンサーサイト

テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

ニュージーランド旅行記7

Category : ニュージーランド旅行記
〈アーサーズ・パス〉

 2009年の元旦、この日はクライストチャーチからの日帰りで、内陸の山間地アーサーズ・パス国立公園までの列車を予約していた。これまでニュージーランドの主要都市を見てきたが、この日は初めてこの国の大自然に触れるということで新鮮な気持ちだった。クライストチャーチから列車トランツ・アルパイン号で2時間半ほどの距離で、手軽に日帰り自然散歩が楽しめるアーサーズ・パスは観光客に人気の場所らしい。



 僕らが乗った列車、トランツ・アルパイン号。乗り心地は、あまり良くない・・。やはり日本の鉄道と比べるのは酷かもしれない。



 小さく見える動物は、ニュージーランドのシンボルでもある羊。平原から山間部まで、列車の中からはやはり羊の放牧を多く見かけた。ニュージーランドに来たんだということを今更ながら実感。



 列車はだんだん山岳地帯へと登っていく。



 アーサーズ・パス国立公園。意外に人は少なく、険しい山と渓流のある景色は、どこか日本にも似ている。真夏なのに、上着を着ていても少し寒かった。



 駅から徒歩30分ほどの手軽なショートウォークで、こんな雄大な滝まで行くことができる。



 滝つぼの近くまで歩いていけるように歩道が整備されている。水しぶきをあびながら。



 森林の澄んだ空気は心地よく・・・。



 かわいい教会があった。シャッターを切った瞬間、思いがけず鳥が写りこんだ。この鳥はどんな鳥かというと・・・・。



 Kea(キーア)という野生の鳥。おそらくはニュージーランドの固有種。いたずらもので有名らしい。



 アーサーズ・パスの自然散歩を終えて、再びクライストチャーチへ。もう一度大聖堂に行ってみた。

 約1週間のニュージーランドの旅も、いよいよ終わりを迎えようとしていた。オークランドから入り、首都ウェリントン、そしてこの南島のクライストチャーチと、短いながらも充実した旅だった。これまで想像の世界でしかなかった南半球の島国は、実体験に独特のインパクトを伴って記憶の新ページとして僕の心に刻み込まれてきた。
 どの街にも、僕がこれまで触れることのなかった人々の生活があり、僕らと同じような悲喜をともなった人間社会が構成されている。一生接することのなかったかも知れないそれぞれの街の風景や人々の生活に、この訪問によりたった1日ずつでも触れたことは、僕にとってこの上なく大事な体験だった。現地の情景も共に旅した人と交わした言葉も、たったひとかけらの記憶であるからこそ、それは貴重なものに思えた。



 

テーマ : ニュージーランド
ジャンル : 海外情報

ニュージーランド旅行記6

Category : ニュージーランド旅行記
《クライストチャーチ》

 12月31日の朝、ウェリントン空港を飛び立った飛行機は、南島で最大の街クライストチャーチへと向かった。この旅最後の目的地であり、ニュージーランドで最も人気のある観光都市クライストチャーチとはどんな街だろう・・。


 北島を後にした飛行機は、クック海峡の上を飛び、ほどなく南島の海岸線にさしかかった。



 南島の田園地帯が見えてきた。



 クライストチャーチ上空から。住宅地が見える。



 クライストチャーチ近郊の田園地帯。



 ウェリントンから約1時間でクライストチャーチに到着。この街で最初に訪れるべき場所は、やはりこのクライストチャーチ大聖堂だろう。約100年前に建てられたこの大聖堂は街のほぼ中心に位置し、堂々たる存在感を誇る。


大聖堂内部

 



聖堂内の祈りの場には次のような印象的な詩が置いてあった。

〈Prayer for Peace〉

God of many names
lover of all peoples
we pray for peace in our nations
and in our world.

We pray for all who have the awesome responsibility
of power and decision-making.

We pray for the innocent victims of violence and war.

Lead us and all the peoples of the world
from death to life,from falsehood to truth.
Lead us from despair to hope,from fear to trust.
Lead us from hate to love,from war to peace.

Let peace with justice fill our hearts,
our world,
our universe.


この詩を、僕なりに翻訳してみた↓

〈平和への祈り〉

親愛なる神よ
我々はこの祈りを、この国の、
そしてこの世界の平和のために捧ぐ

我々はこの祈りを、巨大な責任と権力をもつ
すべての指導者に捧ぐ

暴力と戦争による罪なき犠牲者のために捧ぐ

我々を、そしてすべての人類を導きたまえ
死から生へと、偽りから真実へと、
絶望から希望へと、恐れから信頼へと、
嫌悪から親愛へと、戦争から平和へと

純粋なる平和によって満たし給え
我々の心を、この世界を、
そしてこの宇宙を





 大聖堂の内部には荘厳な雰囲気が漂う。



 134段の螺旋階段を登り、聖堂の最上階からクライストチャーチの街を眺めてみた。やはりイタリアで見るような歴史的町並みはさすがになく、近代的な建物が目立つ。



 街の中心を流れるエイボン川では、ヴェネツィアのゴンドラのような遊覧船があった。




 大きな都市でも小川のようにゆったりと時間が流れる。



 街を巡回する人気の乗り物トラムに乗ってみた。



 大晦日の夜が更けて、新年の明ける時間が近づくと、大聖堂前の広場には大勢の人々が集まって、カウントダウンコンサートを楽しんでいた。やがて全員でのカウントダウンコールとともに日付は変わり、僕らはこのクライストチャーチで賑やかな花火とともに2009年の年明けを迎えた。

テーマ : ニュージーランド
ジャンル : 海外情報

ニュージーランド旅行記5

Category : ニュージーランド旅行記
《ウェリントン》

 12月30日、ウェリントン2日目は朝からケーブルカーに乗って丘の上の植物園を訪れた。平地が少なく、港を中心に立体的な構造を持つ街という面でも、やはり長崎と共通しているのが面白い。


 埠頭の近くと高台の住宅街とを結ぶこの赤いケーブルカーは、100年もの歴史を持つのだそうだ。



 頂上の駅からの景色。



 夏の日差しに包まれる港が美しく見える。



 このアングルでファインダーを覗いていると、やはり長崎にいるような快い錯覚に満たされる。



 高台の斜面に沿った住宅街。どんな暮らしをしているのだろう・・。日本と違って、ゆったりと優雅な時間が流れている。



 自然の爽快な空気に包まれながら植物園の中を歩いた。



 ニュージーランドにも日本とまったく同じアジサイが咲いていた。



 いつまでも座っていたくなるような植物園内のオープンカフェ。



 さっきのアジサイやこの睡蓮など、日本を思わせる植物もあり、長崎に似たウェリントンの景色もあいまって、妙な心地よさを感じてしまうひとときだった。

 植物園内の芝生に寝転んで青空に浮かぶ雲を見ていると、母国から遠く離れた南の島に来ていることを忘れてしまいそうな心境に駆られた。胸中には複雑な思いも抱えているのに、同時に平穏な気持ちに包まれるという不思議な体験だった。
 2日間の短い滞在だったけどウェリントンという街は、決して強烈ではなく柔らかに僕の心に快い印象を残してくれた。この海の匂いのする小さな首都は、これからもほんのりと僕の記憶を彩るのだと思う。




テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

ニュージーランド旅行記4

Category : ニュージーランド旅行記
《ウェリントン》

 12月29日の午後、オークランド空港を飛び立った飛行機はおそよ1時間で首都ウェリントンに到着した。ウェリントンは、ニュージーランドの北島の南端に位置し、一国の首都だというのに、人口は18万人ほど。同じぐらいの国土面積を持つ島国である日本の首都東京とのあまりの違いに驚いた。それもそのはず、ニュージーランド全体の人口は約427万人、日本の30分の1ほどなのだから。人が少ないのはニュージーランドの魅力のひとつかもしれない。のんびりしていて落ち着いた国だ。




ホテル前




 街には路面電車ならぬ電気バスが走っている。



 海に向かって歩く・・・。



 この道を渡れば埠頭がある。



 真夏の海を渡る爽やかな風が心地よい。少し日差しがきつかったかな。岬の向こうには空港がある。



 港に臨む斜面に折り重なるように建つ家々を見ると、僕の故郷である長崎を連想してしまう。こんな南の島に、長崎のような街があるとは・・。にわかにウェリントンへの親しみのような感情が湧いてきた。



 マリンスポーツもニュージーランドの魅力のひとつらしい。インドア人間である僕にはまったく縁がないのだけど・・・。



 スコットランド風の衣装を身に着けて特徴的な笛を吹いている芸人のおじさん。なぜウェリントンに!?

 埠頭の近くにある巨大な国立博物館を見学して、ウェリントンの1日目を終えた。街を歩いていてそれほど疲れないのは、やはり人が少ないからだろうか。大きな街でも人ごみに揉まれることなく風景や建物を観察できるのは快いこの国の特徴だと気づいた。

 

テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

プロフィール

Tomo

  • Author:Tomo
  • Author : Tomo
    長崎生まれの出雲人

    Pictures and
    Occasional thoughts

    使用機種:
    Nikon D5000
    iPhone4など

    Link free
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。