スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イタリア旅行記Ⅵ (ヴェニス1日目)

Category : イタリア旅行記
《フィレンツェからヴェニスへ》
 6月13日、この日はフィレンツェを出ていよいよヴェニスの街へ向かう日だった。朝、もう一度フィレンツェの街全体を見渡せる場所から写真を撮りたかったため、ミケランジェロ広場まで歩こうと目論んでいたが、ここでも足の状態の悪さから断念するしかなかった。午前中サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の構内で、午後12時37分のユーロスターを待つ。



 出発の1時間ほど前からこのユーロスターを駅の表示板で確認できたため、あとはプラットホーム番号が点灯するのを待ってそのホームに向かうだけだと安心していたが、ここでまた予期せぬ出来事が起きてしまうのがイタリアという国。出発5分前になってもまだプラットホーム番号が点灯しないのだ!! 20を超えるホームがあるSMN駅、ユーロスターがいったいどのホームから出発するのかがわからない。焦って近くの駅員に聞いてみたところ、「出発が遅れているからもう少し待ってくれ」との回答だった。始発駅なのになぜ出発が遅れるのか?なぜ出発ホームさえも表示されないのか?イタリアの鉄道にはいつも惑わされてばかり。しかし遅れを気にもしていない現地人の様子からも、時間に対する正確さを重視しないイタリア人の国民性を感じ取ることができる。結局出発時刻を過ぎてようやくホーム番号が点灯、急いでホームに駆けつけ、あわただしく乗り込んだ。
 荷物を上げ、座席に腰掛けると落ち着きを取り戻し、窓の外を見ながらフィレンツェの2日間を回想した。イタリアに来てから6日間が経ち、少しこの国で過ごすことに慣れて来たのだろうか。僕はフィレンツェという街を心の余裕を持ちながら味わうことができたような気がした。なんと優雅な街だったろうか・・。ローマよりも落ち着いていてピサよりも芸術性が高く、またシエナよりも活気ある街、とても洗練された文化を育む街という印象を受けたのだった。もうフィレンツェともお別れ、いよいよヴェニスへ出発だ! 列車は15分遅れでようやく動き出した。


《ヴェニスという街》
 フィレンツェから約3時間ほどで列車はヴェニス、サンタ・ルチア駅に到着。駅から出てみると、目の前にあったのは道路ではなく水路だった。いままで想像しかできなかったヴェニスの街が今目の前にあることに興奮が高まった。潮の匂いの混じる心地よい空気を胸いっぱいに吸い込み、しばらく水路と行き交う船を見ていた。




 まずは徒歩でこの街の景色を楽しみながらホテルに向かおうと歩き出したのが間違いだった。方向感覚には多少の自負がある僕だが、駅前の橋を渡ってしばらく歩くと、既に方向を見失っていた。それでも地図と首からぶら下げている方位磁針とを駆使して少しずつ目的の方向へ進もうとするが、歩けば歩くほどどこに居るのかがわからなくなる。なんだこの街は! まるで迷路じゃないか!! 建物と水路が織り成す素敵な風景を楽しむ余裕がだんだん無くなってくる。












 重い荷物を引きずりながらヴェニスを彷徨うこと1時間半ぐらいだったろうか。ホテル付近まで来ているが、肝心のホテルが見つからない。仕方なく近くのリストランテの店員にホテルの場所を聞いてみたところ、目の前の角を曲がったところにあることがわり、ようやくチェックインすることができた。
 荷物を置いて身軽になると、早速カメラを片手にヴェニスの街に繰り出した。サン・マルコ広場、ドゥッカーレ宮殿を見学したあと、高い場所からこの街を撮ろうと鐘楼に登る。鐘楼の天辺から見下ろすヴェニスの風景はフィレンツェにも引けを取らない美しさ。四方を海に囲まれた干潟の島をつなぎあわせて少しずつ開発し、果てしない苦労の末に築かれたこのヴェニスという街の景色に深く心打たれる思いだった。
















 大荷物がなくなり、周囲に目を配りながら散策しているうちに、迷路のようなヴェニスの街にも少しずつ慣れてきた。狭い石畳の通路をゆっくり歩き、気の向くままに角を曲がり、水路に架かる小さな橋をいくつも渡りながら街撮りを楽しんだ。世界中探しても、こんな特殊な街があるだろうか! 水路と通路に囲まれる高い建物、そして所々に点在する美しい広場と教会。どこにカメラを向けても絵画のような情景を醸し出す街。まるで全体が芸術作品のような雰囲気を持っている。道路というものがなく、その代わりに無数の水路がある。当然車など1台もなく、その代わりに無数の船が水路を行き交う。人の力は計り知れない。海の中にこんな街を造ってしまうのだから。
























 地図と方位磁針を頼りに再び駅まで戻り、食事をした後で初めて乗り合い客船ヴァポレットのチケット(48時間券)を購入した。このヴァポレットはヴェニス観光には欠かせない乗り物で、街を逆S字に流れる大運河や周囲の島々へのルートに就航し、番号に応じて決められた停留所に止まる複数の路線があり、制限時間内は乗り放題と便利なのだ。


↑ヴァポレット









 駅前の停留所から1番(各駅停船)のヴァポレットに乗ってホテルに帰る。徒歩で迷いつつ1時間半かかった道のりだったが、船上から夜の街並みを楽しみながら約15分でホテルに到着。ヴェニスの1日目が終わった。


 次回へつづく・・・。

スポンサーサイト

テーマ : ★イタリア旅行★
ジャンル : 旅行

Comment

非公開コメント

プロフィール

Tomo

  • Author:Tomo
  • Author : Tomo
    長崎生まれの出雲人

    Pictures and
    Occasional thoughts

    使用機種:
    Nikon D5000
    iPhone4など

    Link free
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。