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イタリア旅行記Ⅷ (ヴェニス~アムス)

Category : イタリア旅行記
《アムスの好青年》
 6月15日、いよいよヴェニスを発ってアムステルダムに向かう。イタリアともお別れだ。
 ヴェニスのマルコポーロ空港からアムステルダムまではKLM機で約2時間、とても近く感じてしまう。午後3時ごろ、無事にアムステルダムのスキポール空港に到着。とりあえずこの街の中心地に向かうため列車に乗り込んだ。初めてのアムステルダム、不安を抱えながら列車の中でガイドブックを開いていると、隣に座っていたハンサムな青年が話しかけてきた。「中央駅で降りるんですか。次の次ですよ。」
停車するたびにホームの駅名表示を確認している僕の様子を見て、親切に教えてくれたのだ。彼は同じ中央駅で降りたあとも、僕が利用するホテルまでの道のりなどを細かく丁寧に教えてくれた。旅先でこうした好意に触れると、無性に有難く感じ、いつまでも心に残るものだ。中央駅を出たところで丁重に礼を言って別れたが、連絡先を聞いておけばよかったと後悔したのだった。



《アムステルダムの街》
 列車で出会った好青年のおかげで難なくホテルにチェックインし、早速アムステルダムの街に出て写真散歩を開始した。さすがオランダの首都、綺麗な街だ。北のヴェニスとも言われるだけあって、運河と街並みが見事に調和しているが、やはり元は沼地だったため、ヴェニスと同じように地盤沈下と戦いながら発展してきた街だという。
 アムステルダムを訪れたのはKLMのスキポール乗り継ぎ便を利用したためであり、当初は立ち寄る予定がなかったため、僕はアムステルダムについての予備知識を持たないままにここに来てしまったのだったが、予定もしていなかった見知らぬ街をこうして歩いていると、不思議と心地よく冒険心を刺激される。




















 アムステルダムとヴェニスの運河を比べてみていつくか相違点に気づいた。まず、これは単純だが、ヴェニスの運河はすべてが海水で、アムステルダムのそれは淡水だということ。これ一つを見ても海の中に散在する干潟地帯をつなぎ合わせて発展したヴェニスの特殊性が表れていると思う。次に、ヴェニスの運河は、観光用というよりも、主に交通用の水路で、常に水上バス(ヴァポレット)や水上タクシーが行き交っているのに対し、アムステルダムの運河は現在では主として遊覧のために利用されているということ。船と徒歩以外に交通手段がないヴェニスと違い、車、バイク、自転車、それにトラムという路面電車が行き交うアムステルダムでは運河を交通用に利用する必要がないのだ。




































 もうひとつ驚いたのはアムステルダムの陽の長さだった。イタリアでは午後8時半ごろまで明るく、これにも十分驚いたのだが、アムステルダムではなんと午後10時でも明るいのだ。体は時間相応に疲れているのに、その明るさに惹かれて外で写真散歩を遅くまで続けたため、体は負担を感じていたと思う。11時ごろになってようやくアムステルダムは夜陰に包まれた。


















 アムステルダムに来て思ったことがもうひとつ。オランダ人はイタリア人と比べると総じて丁寧で親切な国民性を持っているような気がする。列車の好青年の影響も少しあるのかもしれないが、ホテルや空港での接客態度に、イタリアではあまり感じなかった品のよさがあった。ホテルの設備や街の交通網なども行き届いていて日本に近い印象を受けたのだった。


《旅行最後の夜》
 ホテルに帰り、この日の日記を書き終わると、極端な疲労感を覚えてベッドに倒れこんだ。襲ってきた眠気と戦いながら、終わろうとしているこの旅のことを振り返ってみた。初めての不安な海外一人旅だったけど、とても素晴らしい旅だった。その旅が終わってしまうことが残念だったが、その反面、日本に帰ることを嬉しくも感じている。やはり喋り慣れない英語を使い、様子のわからない異国で過ごした9日間に僕の心はかなりの疲れを帯びたらしい。旅の興奮はついに過ぎ去ってしまうが、異国で感じてきた不便からは明日解放されるのだ。さあ、日本に帰ろう! そんな未練と安心感が交錯する中で、最後の夜は更けていった。




 次回へつづく・・・。
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テーマ : ★イタリア旅行★
ジャンル : 旅行

Comment

旅先では人の親切が身に沁みますよね。
とくに異国なら、なおさら。
もう一生会うこともない(と思われる)異国の人の人生に、ほんの少しだけ関わる事ができるのも海外旅行の楽しみです。

また良い旅をして旅行記かいてください。

Lisaさん

訪問&コメント、有り難うございます。
アムスの青年のことは、とても心に残っています。
旅人をいたわる気持ちを教わったような気分です。
二度と訪れない関わりの連続というのも旅の醍醐味ですね。

旅行記を書いていると、その時の気分を思い出せるのが嬉しいです。
しばらく間をおいて、また異国を旅したいと思います。
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