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イギリス・アイルランド旅行記Ⅳ

Category : イギリス・アイルランド旅行記
《ロンドンからリバプールへ》

 4月29日、この日はロンドンと一旦お別れし、一路北上してリバプールへと向かう。移動手段は事前にネットで予約しておいた特急列車。予約済みのチケットをこの前日にユーストン駅で受け取っていたので、あとは乗り間違いさえしなければリバプールまで行けるはずだ。ユーストン駅のファーストフードエリアで不本意な朝食(ハンバーガー)を済ませた後、朝10:15のリバプール・ライムストリート駅行きの列車に無事に乗り込み、ホッと一息。前日に歩きつかれていた足にとって、この列車での移動時間はありがたい。


ロンドンのユーストン駅



赤の2階建てバスともしばしお別れ



リバプール行きのヴァージン社の列車


 列車が走り出し、ロンドン市街地を抜けると、車窓には初めて見るイングランドの田園地帯が映し出された。あいにく天候は曇り空だったが、それでもその美しい風景にすっかり目を奪われた。視界をさえぎるものが少なく、どこまで行ってもなだらかな緑の牧草地が続いている。山岳国家に住む日本人にとっては、このような風景はとても新鮮に写る。ところどころに羊や牛や馬が草を食んでいて、異国の一人旅で疲れた神経を和ませてくれる。
 他の乗客がみな新聞や雑誌を読んでいる間、僕は夢中で、もう二度と見ることがないかもしれないこの沿線の車窓風景を眺めていた。


車窓風景


 そして列車は、昼の12:50リバプールのライムストリート駅に到着した。ロンドンからリバプールまでは約300kmほど、2時間半ぐらいの列車の旅だった。
 リバプールは18世紀に諸外国やイギリス植民地との海洋貿易で栄えた港町で、航空機時代の到来によりいったんは衰退したが、観光の街として再生し、ビートルズ生誕の地であることなどからも注目を集めている。
 ライムストリート駅はリバプールのメインステーションなのに、かなりこじんまりとしていて、この街がさほど大きくないことを示している。ロンドンではやはり日本人の姿を何人か見かけたが、さすがにリバプールまで来るとまったく日本人らしき人はいないようだ。早速予約していた駅のすぐ近くのホテルにチェックインすると、フロントの金髪の女性が、僕の日本のパスポートを見て、少し訛った英語で親しげに話しかけてきた。
 「私は日本に住んだことがあるのよ。広島に3年間いたんです。」
 「え、そうなんですか。じゃあ、日本語を話せるんですか?」
 「いいえ、私がほんとに小さい頃だったので。あまり覚えてないから。」
 「そうですか、でも日本にゆかりのある人と出会えて嬉しいです。」
というような会話をした後、わざわざ部屋まで案内してくれて、
 「困ったことがあったらなんでも言ってください」
のひとこと。うーん、相手は仕事とはいえ、旅先で触れるささやかな好意は無性にありがたく感じる。それに、日本とあまり縁もなさそうなこの街で最初に言葉を交わした現地人が偶然にも在日経験者だったというのが何とも不思議で、印象深い一幕だった。


さすがビートルズの街


 僕はヨーロッパの街を歩くとき、まず最初にその街の大聖堂(イタリアではDuomoといったっけ)を訪ねることにしている。その流儀に従って、徒歩でリバプール大聖堂に向かった。大聖堂はリバプールの街を見下ろす丘の上にずっしりと建っていた。そのあまりの大きさに圧倒されるほどで、英国国教の強大な力を感じる。いつもはあまり聖堂の中に入ることはないが、このときはなぜか気が向いたので、少し入ってみることに。
 内部はとても綺麗で、なんと売店やカフェみたいなものまであるようだ。どうやらそんなに古い建物ではないらしい。それにしてもその天井の高さと精巧な造りには驚いた。
 エレベーターで屋上にのぼり、リバプールの街を一望すると何ともいえない爽快感を覚えた。ところで僕はこの街の地理を誤解していた。リバプールといえば、海に面した港町だとばかり思っていたが、実は河口近くではあるが海でなく川に面した街だった。マージー川というらしい。それでも遠くのほうにアイリッシュ海を見ることができる。


リバプール大聖堂



聖堂内部



聖堂内部



屋上からの眺望



遠くにアイリッシュ海が見える



マージー川のほとり


 大聖堂を後にして、チャイナタウンの中を抜けて丘を下り、マージー川のほとりまでいってみた。アルバートドックという港があり、その一角に「Beatles Story」というビートルズの博物館がある。中に入ってしばらくビートルズの世界に浸ってみた。高校ぐらいのときよく聴いていたっけ。
 リバプールの港付近は今ちょうど大開発の最中で、ショッピングモールのような巨大な建物がいくつも建設中のようだった。機内誌で読んだところによると、この街はヨーロッパ文化都市のひとつに選ばれ、今まさに観光開発に注力しているところらしい。


マージー川


 泊まったホテルの1階は、地元民のためのライブハウスになっていたらしく、夜遅くまでロックの強いビートが響いていた。さすがにビートルズの街だと思った。安宿だったけど、スタッフは終始とても親切で、とても暖かみのある場所だった。


リバプールの街角



St.Georges Hall


 リバプールの街、坂道が多くて港を挟むように市街地が広がるあたり、少し長崎に似ていると思った。日本と遠くはなれたこの国で、長崎を連想しているというのも奇妙な話だ。地理の特徴だけでなく、少し人の好意に触れたことで、懐かしい故郷の街を思い出したということだろうか・・。
 リバプールはそう大きな都市ではなく、見所は街の中心部に集まっているため、この日一日で満足できる写真散歩だった。さらばリバプール、また訪れることがあるだろうか。明日はいよいよアイルランドに渡り、ダブリンの写真散歩だ。


 次回へつづく・・。


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テーマ : ヨーロッパ旅行記
ジャンル : 旅行

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